人一倍、練習という準備をし、相手チームのことを計算して想定しても、1球のミスや状況判断の遅れ、又はとんでもないハプニングによって、思わぬ結果が出る。その野球の意外性が人生に通ずると。
その通りだと思いますが、その「思うようにいかなさ」って野球に限りませんよね。
野球を「仕事」に言い換えられると思います。もっとも、普通は仕事が人生の主要な構成要素であることを思えば当たり前かもしれませんが。
「品質も価格もスピードも提案力も他社に負けない、それなのに理不尽な理由で他社にこれまでの仕事を取られた」とか。その逆で「何もしていないのに他社の清算で引き継ぎ仕事がドサッと舞い込んだ」とか。
よくあることです(後の方はあまりないのですが)。
「これだけのことをしていれば、これだけの成果につながるはず」という信念を持って努力ことは非常に大事で、また絶対に必要なことではありますが、やったからって成果が約束されるわけじゃありません。
強い思い込みは、想定外のことに遭うと脆い。
はるか昔、予備校の講師に受験本番前によく言われていたことを思い出します。
「本試験で何が起きても想定内だと思え!例え出題ボリュームが例年の3倍であっても、慌てるな!」慌てまくっていましたが…
但し、そのためにはやはり「準備はバッチリしたもんね♪」と思えることが前提ですよね。そのうえで「何が起きても想定内!」という心の備えがあれば…仕事上のハプニングにも冷静に対処できるに違いありません。
そうありたいものです。