現代のコンピュータの驚異的な進化については、久永がここで述べるまでもないことですが、これが過ぎて?前々から疑問に思っていたことが…
ひとつめは「車の衝突防止システム」
かなり前から開発しているらしいのですが、車同士から発信される電波により、近づき過ぎた場合は警告用のアラームが鳴って云々…というものらしいのです。http://car.nikkei.co.jp/news/carlife/index.cfm?i=20080411c4001c4
これ、正気なんでしょうかね…?
居眠りしようが、宴席後に運転しようが、安心ですよね、このシステムがあれば(勧めませんが)。交通事故を未然に防ごうという意図での開発なのはわかりますが、かえって不心得者による悲惨な事故が増えることは、明らかです。
そうなったら、だれが責任を取るのでしょう?
これでビジネスしようとした人たち、そして採用に前向きな人たちはみんな、きっと運転免許を持っていないのでしょう(持っているなら、危険ですから、即、彼らの免許は取り消すべきです)。
これが採用されるなら、ついでに、アクセルもブレーキもハンドルも不要な車(=真の「自動」車)も、作ってほしいですね。
ふたつ目は「距離測定器」
久永も少々齧るのですが、ゴルフのお話です。
これは、ポケッタブルなコンピュータで、GPS方式により、その機械があるところ(=ボールのあるところ)から、目指すピンまでの残り距離が1ヤード刻みで正確に判定できるというシロモノ。
自分が打つべき距離を、コンピュータに教えてもらうというのです!
これって野球でいえば、ピッチャーの体に照準スコープをつけるようなものでしょう(…違うかなあ)。
これが、スポーツと言えるのでしょうか。
これを開発した人も、きっとゴルフをしたことがないに違いありません。そしてまた、今後は風向計、風速計、湿度計、傾斜測定器等が続々と持ち込まれ、さながらゴルフ場は設計技師の運動会場と化すのでしょう。
久永もコンピュータの恩恵を、公私ともに大いに受けている身ではありますが…
少なくとも、最近知ったこのふたつは、ひど過ぎます。
最低限、人がやらなければならない部分が、どんどんコンピュータに浸食され、その結果、最も大事なものの本質が壊されていく。
これで、いいのかなあ…?
誰か、とめて下さい…