課題
我が身を顧みますと、毎日ブログを更新しているひとって本当にすごいなあと…
人気ブロガーの方にしても、ブログの更新以外の「幹」たるお仕事があるわけで、多忙のさなかでの更新には、久永の大きな頭(61cm…重い…)は下がるばかりです。
さてさて放っときっぱなしだったテーマ
「DTP部門を立ち上げて困った点」
について今回は触れてみたいと思います。
「困った」というのは何ともあいまいな、しかもネガティブな表現ですが、イコールこれから潰していくべき、浮き彫りになった現在の課題とでも言い変えましょうか。
では片っぱしから…
①外注さんの扱い
オフ導入以来、入稿から下版までを受け持ってくれていた協力会社の皆々様のうち、特に組版屋さんとの今後のお取引は、微妙なものです。
定期ものを内製化しましたので、それらの専任スタッフの方とかは今頃どうしているんだろ?という大きなお世話以外にも、今後も社内でさばき切れない分の仕事はやってよね、上手く安く早く…ということはありますので(既に発生…)、まあ簡単にいえば、外注さんとはこれからもつかず離れずってところでしょうか。
虫がイイ…でも、これからも助けてね(誰に言ってるんだか)
②スタッフの専任性・分業制確立
これは課題というよりは「欲」の部類かもしれません。
今いる2名のスタッフは、ともに基幹組版ソフトたるIndesignを駆使しながら、Illustratorでバシバシ作図し、photoshopでシャカシャカ画像補正し、出したゲラを2人相互に内校し、面付けしてインクジェット出して、営業と打ち合わせし、出張校正のお客様にも応対し、任されたデザインには頭をひねって…スゴイ…
まあ2人しかいないので当たり前かもしれませんが、もう少し、何でも屋さんから解放してあげられれば、仕事もスムースだし、個々のスキルもさらに上がるのにな、と思ってしまいます。
仕事のボリュームUP→人員増→DTP部門拡張が果たせれば可能なことですが…
お~い、それまで2人とも頑張れ~(そんな結論なのか?>自分)
③営業の意識
ブログの2回目でも少し触れたのですが、営業員にとってこのDTPの内製化は、以下のような課題を招きます。
(1)「今まで外注でスムースにいっていた内容の仕事を、同じように軌道に乗せる手間がかかって面倒くさい」と考えがちになる。ヘタしたら、面倒なあまり、中でやれることを引き続き外注してしまう。
(2)ともすれば、原価意識が薄れる
(3)「ラフな仕事の進め方でも、後でうちのDTPが何とかしてくれる。」と考えがちになる。
白状すれば・・・
これらは、営業員・久永の心に何度もよぎった、いや定着すらしかかった悪魔の囁きです(困ったもんだ…)
あ、(2)はさすがに思いませんが。
これに対する天使の戒めは…
(1)泣きながら苦労して外注さんと仕事をしていた時代のことを忘れています。今後の安定した、スムースな、そして顧客に対して責任ある仕事をするための、一時的な地固めと思って、汗をかきましょう。
(2)社員の方に仕事をしてもらうのは、タダではありません。請求書が来ないだけで、支出は厳然とあるのです。算出した社内製造原価を意識しましょう。
(3)社内だけでなく、お客様の評判を落とすことになります。手間が減った今こそ、そのぶんの労力を、お客様とDTPとの丁寧な橋渡しにつぎ込みましょう。
はい…
気を付けますです・・・
業界先輩の皆さま、アドバイスありがとうございます(野暮ったい天使だなあ…いや失礼…)。
次回はテーマは「お買い物」!