永和印刷の夏季休業日(お盆休み)は
8月12日(水)~8月16日(日)
※15、16日は通常の休業日
とさせていただきます。
なお、7・8月の土曜日は例年どおり全休とさせていただいております。
私の子どもの頃に疑問だったのが、世間ではこの時期(8月)が「お盆」で
大渋滞の帰省ラッシュになっているわけですが、
イベントとして、1か月前の7月15日前後にやっていた「迎え盆」[送り盆」の
「お盆」は同じものなの? 夏は7・8の2カ月「お盆」なの? というものでした。
大人たちにたずねてみると、
「江戸っ子はなんでもせっかちなんだよ」という答えで、
「じゃあ、正月とかはなんでいっしょの時期なの?」と続けてたずねると、
「うるせぇな、ヘリクツこねてねぇで、さっさと(火を)またぎやがれ」
と、納得のいく説明をしてもらえず、とにかく玄関先でつけた火をまたぎ、
ちょうちん(ここでは火をつけない)をもってみんなで近くの橋まで歩き、
線香をあげて、ちょうちんに火をつけて、この火(ご先祖様)を消さないように戻り、
ご先祖様と親戚一同で宴会をし(迎え盆)、ときにケンカをし、
数日後は仏壇から逆に火をつけたちょうちんを持ってゾロゾロと再び橋まで歩き、
線香をあげて、ちょうちんの火を消して、(ご先祖様がついてこないように)ちょっぴり違う道で帰り
また親戚一同で宴会をする(送り盆)。ときにマージャンもする??
ご先祖様を祭るという口実のもと、


親戚が宴会をするイベントで、
私の父はお盆と、3年に1度の水かけ祭、年末のもちつき、正月の飾りつけ、
この4つに関しては、とにかく気合が入ってました。
「お盆」自体は7月15日に行う行事で、
それを旧暦にあわせた8月15日にするか、新暦にあわせた7月15日に行うかの違いで、
高度成長期以前は時期がもっと分かれていたものを、工場などが分散して休むよりも
帰省してお墓参りをする時期をあわせて全国的に集約していった結果のようです。
東京などの関東近郊が新暦を採用したのは、他の行事も新暦を基準としていることもありますが、
帰省する手間がないことや、地方の親戚と時期がかぶらないようにする意図もあったのでしょう。
ちなみに、「盆踊り」はお盆の翌日(16日)に寺社の境内に老若男女が集まって踊るのが起源ですが、
寺社、町会によってバラバラなのは、やはり帰省などによって人のいない時期を避けたりした結果のようです。
※各地によって風習の違いなどがあります。
写真は数年前の迎え盆の私の父と娘。
私は仕事的に時間をあわすことは不可能なのでほとんど参加していませんが、
最近は娘たちも不参加になりましたし(近いとはいえ送り迎えも面倒ですしね)、
おばあさんが死んでからは親戚もあまり集まらないようになりました。
ちなみに、今年のお盆休みは父の気合イベントの一つ、水かけ祭り(16日)の年なので、
わが家のお盆休みは今年もお盆ではなさそうです。