マンションの屋上庭園から夜の星を鑑賞しました。
近所のすみだ生涯学習センターでは「ほしぞら宅配便」というものを実施しています。
墨田区内の団体申込者(限定6団体)の所に天体望遠鏡を持参して、星空をいっしょに鑑賞するイベントです。
智恵子は東京に空が無いという
ほんとの空が見たいという
有名な智恵子抄「あどけない話」の一節、
智恵子のいう「空」は視覚的な東京の空のことだけでなく、
自身と高村光太郎のおかれた境遇などを重ね合わせたものかもしれませんが……
確かに東京には夜空はないということを田舎にいくと実感します。
大気汚染、周囲に高い建物ができたこと、夜も営業しているお店が増え街が明るいことが
東京の星空をいっそうみえづらくしていて、私の子どものころはオリオン座を探すのも容易でしたが、
三ツ星はどこ? 星の色の違いがわからない…という東京人も多いのではないでしょうか。
というわけで、無料だし、マンションの住民交流にもなるし、屋上からだとさえぎるものもないし、
何より今の東京でどれくらい星がみえるのかな、ついでにあとでみんなで飲もう…と企て、
土曜日の夜に「ほしぞら宅配便」にきてもらいました。

最大の心配は天気でしたが、前日までの雨もあがり、
雲も少なく絶好の観察日となりました。
(雨や曇りのときには中止になります)
夕方に「ほしぞら宅配便」のみなさまが来てくれたのですが、
思ったよりも大勢のスタッフで、人が集まらないとまずいな…と、
内心冷や汗タラタラ。メールや電話や見かけた人にこえかけまくった甲斐もあり(?)、
写真のように大勢の人が集まりました。
まずは1階のロビーで冬の空でみえる星空についての説明をしてもらい、
その後屋上で実際に望遠鏡と肉眼で鑑賞しました。
より観察しやすいように照明を消したのですが、
それにより子どもたちのテンションが以上にあがりました(↓)。
おかげて肉眼でもふだんよりもたくさんの星が鑑賞できました。

説明時にガイドをいただいたのですが、冬の大三角形やオリオン座、木星が
しっかりとみえました。木星が一番輝いているとは…知りませんでした。
天体望遠鏡では木星の縞模様と周囲の衛星が観察でき、
オリオン星雲の様子や、
昴(ちゃんと自動車メーカーのロゴっぽくみえました)、
月のクレーターの様子など数台の望遠鏡・双眼鏡で案内してくれました。
冬のダイヤモンドまでは無理でしたが、じっくりと夜空をみる機会なんて、
何十年もなかったのでいい機会になりました。
地方の出身の方からすると物足りないと感じられたかもしれませんが、
東京にも空はありました。
ロマンチックに星をみるのは気分のよいものですが、
印刷マンにとっては、ベタの中に星があるのは冷や汗モノです。
イロベタの中でポツンと白くぬけてしまうことをピンホールといいます。
原因としては、紙粉であったり、インクの塊であったり、
パウダーであったり、断裁時のゴミであったり、
空気中のホコリなどであったり、とさまざまです。
印刷オペレーターのK野もK林も細心の注意で
印刷前、印刷中、印刷後と検品を繰り返してます。
もちろん、ただ見るだけではなく、
インキのかたさや水の量の調整、ブランをこまめに拭くなど、日々奮闘しています。
表紙などの場合は、一度するだけではピンホールやムラがでてしまうので、
同じ版を二度刷る(二度刷り)なんてこともたまにあります。
印刷に関していえば、夜空(ベタ)は真っ暗で、
星なんかないほうが理想なのです。
職業柄、夜空をみながらそんなことも考えていました。
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