随所に関連記事を紹介していますので,印刷の仕組みについて興味のある方はクリックしてください。
前回のつづき・・・
2014年8月,K材は仕事人として,父として,娘たちに真の姿を伝えるために立ち上がった。
↑アムロがガンダムをはじめて動かしたシーンを思い起こし,永井一郎ナレーションのイメージで読もう。
永井一郎つながりで,こちらも読んでね
というわけで(?),娘2人を連れて休日に会社にやってきました。
会社(永和印刷)から徒歩3分のところに
印刷博物館があります。
印刷の起源や日本での印刷の発展,印刷の仕組みに関する展示がみることができ,
夏休みの子ども向けの印刷体験イベントや大人には活版印刷講座などを実施しています。
お子様の夏休みの自由研究がまだだという方,お手軽なので印刷博物館にぜひいってみてはいかがでしょうか??
永和印刷でも,お客様の工場見学,大歓迎です。ご希望の方は担当営業まで。
K材親子,まずは常設展で印刷の歴史,仕組みを一通りレクチャーしました。
館内の写真撮影はNGですが,撮影OKの場所でも館内の人が飛んできたのはなんだったのだろう・・・
カレンダーをつくったり,3色のセルを重ねたり,浮世絵の作り方などを見学した後,
事前に申し込んでおいた活版印刷体験に参加しました。

博物館内の活版印刷工房では,上記の写真のような樹脂版を使用した活版印刷の体験ができます。
入口でお会いした,いかにも昔,活版印刷機を動かしていたおじさんがとても親切で,
帰り際にも他にもこういうのもやっているからまた来てよとえらい歓迎ぶりでした。
印刷が大好きでたまらないだろうなぁ,永和の先輩たちに通じるものを感じました。
今回は夏休みということで,暑中見舞いのハガキを作成していました(小学生は入館料・参加料無料)。
オフセット印刷同様,黄・赤・青・墨の4色を印刷することでカラーを表現できること納得できるはず。
※オフセット印刷では印刷順は逆です

まずは文選(活字拾い)で自分の名前を選んで並べます。
お花やボールなどのマークもありました。現在の印刷現場におきかえると,DTP組版の作業です。
版(樹脂版はすでにセットしてあるため,次の作業は印刷です。
現在の印刷現場におきかえると,CTPを出力して,印刷機に取り付けるまでです。
すでに黄色が印刷されたハガキが用意されていました。

写真は赤(マゼンタ)を印刷しているところです。ガリ版の機械式のような感じですね。
グイグイグイと,レバーを軽くおろすことでローラーにインクをしみこませ,
最後にグイーーーーッとレバーを強くおろすことで,ハガキに赤が印刷(転写)されます。
次に青・墨(黒)と印刷して完成です。
現在の印刷現場におきかえると,オフセットの印刷機による印刷,まぁそのまんまです。

写真は完成品です。私自身もやらせてもらいました。
名前のみのテスト刷りの1枚と,2枚の4色刷りをさせてもらいましたが,
な・な・なんと・・・版ズレしています。
印刷オペレーターではないとはいえ,印刷人としてはちょっとはずかしい・・・
というか,子どもの写真をうつしたり,口をはさんだりして集中できなかった・・・言い訳です。
最初の写真の黄・赤・青がキレイに重なると右のようになります。
※今回は黒は左下の名前のみです。
版ズレの説明と,父の職場である永和印刷社会科見学とその後は・・・
またまた次回へつづく。 おたのしみに!?
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過去の記事を読むなら…下からご覧いただくのがオススメです。
印刷のご相談は,永和印刷へ!!http://www.eiwa-p.com ↑お問い合わせはこちらのホームページからお願いいたします。