画像解像度
Porg vol.18 印刷のいろは12より一部修正&加筆
Q よく画像解像度が足りませんという話を聞きますが、
数値的にはいったいいくつあればいいの?
A 「画像解像度は 350 dpi で」というのはお題目のようによく聞かれると思います。
ただ、ここが誤解の多いところで、解像度の数値だけ満たすのであればいくらでもやり方はありますが、
厳密には使用するサイズで 350 dpi である必要があります。
dpi は 1 インチあたりのピクセル(ドット)数のことなので、
72 dpi といえば 1 インチあたり 72 ピクセル、
350 dpi といえば 1 インチあたり 350 ピクセルで構成されていることになります。
つまり数値が高い方が 1 個のピクセルのサイズが小さくなり、より精細な画像ということになります。
Q 350dpi という数値の根拠は何でしょうか?
A 標準的なオフセットカラー印刷では、印刷線数(スクリーン線数:lpi)が 175線で行われています。
線数とは 1 インチあたりに何本の線がひけるか(何個の網点ができるか)を表した数値です。
lpi は dpi の半数程度に換算されるため、175 × 2 = 350 dpiが必要な画像解像度と言われています。
ちなみに永和印刷ではより精細な 210 線で印刷していますので、
解像度が 420 dpi あるのが理想です。
Q 画像解像度が低いと使えないのでしょうか?
高ければいいのでしょうか?
A 印刷物の写真は、ルーペ等で見ていただけるとわかりますが、
CMYK (シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)の 4 色の点の集合体になっています。
どんなに視力のよい人でも人間の目では 250 dpi程度であれば
ピクセルやジャギを確認できないといわれていますので、
350 dpi以下でも十分なクオリティに感じられる場合もあります。
逆に、印刷の線数以上の解像度があってもクオリティが向上することもありません。
また、左上のような解像度不足の写真を画像加工ソフトで解像度の数値のみを変更しても
ジャギは解消されませんのでご注意ください。
あくまでもオリジナルの写真が右上のような高解像度であることが前提となります。
画像解像度については「その2」で引き続きご紹介させていただきます。
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