トンボ
Porg vol.12 印刷のいろは8 より一部修正&加筆
Q トンボって何のためにあるのですか?
A トンボとは印刷物を作成するときに、仕上りサイズに断裁するための位置や多色刷の見当合わせのため、
天地・左右の中央と四隅に付ける目印です。
印刷物の中央にある十字型の目印をセンタートンボ、
四隅にあるL字型の目印を角トンボ(コーナートンボ)と言います。
角トンボ(コーナートンボ)は二重になっておりますが、内側を内トンボ(裁ちトンボ、仕上りトンボ)、
外側を外トンボ(製版トンボ、塗り足しトンボ)といいます。
角トンボの役割ですが、印刷物の仕上がりサイズの端まで絵柄がある場合、
製本や断裁のときに誤差が出たとしても紙白が出てしまわないようにするためのもので、
内トンボと外トンボの間(裁ち落とし、ドブ)は 3 mmとするのが一般的です。
センタートンボの役割は多色刷の際に、各色の位置(見当)を合わせるために使われ、
印刷オペレーターは刷色が全て重なっているかを常に注意しています。
その他に折り位置を示す折りトンボがあります。
ちなみに、トンボの語源はセンタートンボの形がトンボに似ていることからです。
トンボは完成した印刷物には存在しないものですが、印刷には欠かせない存在なのです。
※永和印刷では、お客様に印刷の仕上がりイメージをゲラ段階からイメージしていただけるように、
トンボの内側に赤で仕上がり線を入れております。
逆に完成した印刷物には絶対に入ってはいけない存在で、まさに縁の下の力持ちです。
と書いていたら、印刷会社の営業もまさにトンボのような存在だなと思いました。
お客様にも、社内の編集・DTP・印刷オペレーターにも、
印刷には欠かせない存在と感じていただけるよう、私、H山、T橋、社長の営業陣も精進していきます。
Q 綴りこみの印刷物を仕上がりではなく、
外トンボ断ちにしてほしいと言われたのですがなぜでしょうか?
A 書籍・雑誌などに綴りこみ広告などを入れる場合、
(※ハガキや二つ折サイズのもの等をはさみこむのは投げ込みといい、
綴りこみは本体と一緒にくるむことをさします)
製本でくるむ前に前後の折にその印刷物を貼りこむ作業が必要になります。
仕上がりサイズで断裁されていると、貼りこみが困難になるだけでなく、
仕上げた際に揃わなくなってしまいます。
そのため、綴りこみの印刷物は刷ったままの状態、
もしくは外トンボ断ち(四方に3ミリのドブが残っている状態)で
製本所に入れる必要があります。
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