製本
Porg vol.10 印刷のいろは7より一部修正&加筆
Q 製本の種類、工程について詳しく教えてください
A 頁物製本の種類には、ハードカバーの上製本、一般書籍・雑誌の並製本があり、
綴じの方法は「あじろ」「無線」「中綴じ」が一般的です。
下図で綴じによる工程の違いをご紹介します。
Q あじろ、無線、中綴じは面付や印刷工程で違いはあるの?
A あじろの場合は、見開きの頁中央にあたる「ノド」の
ドブ(トンボの塗りたし部分)は必要ないのですが、
無線の場合には、背を3mmほど削るため「ノド」のドブが必要になります。
オフセット印刷であれば、面付けの配置はどちらも同じですが、
無線の場合は「ノド」にドブがあるかをまとめ校正の際にはくれぐれも注意してください。
中綴じの場合は、ノド部分を針金でとじるのでドブは必要ありません(あってはいけません)。
また、複数折ある場合には、内側に差し込んでいくため、
面付は中綴じを想定した形にする必要があります。
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中綴じ製本の工程を動画で紹介します!!動画!!
並製本の工程を動画でご覧ください動画!!
Q どんなときに無線綴じにするの?
A あじろ綴じが普及する以前は、「糸かがり」という製本方法を使用することが多く、
(40歳以上の方は子どもの頃に教科書が糸をとれてバラバラになった経験があるはず!!)
糸かがりより安価で製本できるということで、無線綴じが選択されることも多かったのですが、
現在では書籍の製本ではあじろが一般的です。
また、PUR製本という書籍の開きが大きく(柔軟性があり)、耐久性が強い方法の場合、
ポリウレタン系の未硬化樹脂を主成分としたPUR系ホットメルトを使用して、無線綴じで綴じます。
以前紹介した、(↓クリック)
のようなケースでは、製本は無線でないと不可能です。
用紙・利用目的・予算・納期にあわせて製本方法を選択するのがベストなので、
ぜひ事前にご相談ください。
そして、必ず面付前には決定しておきましょう。
面付をしなおすことになってしまいますので・・・
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