こんなバーコードもありなんです。 バーコードのルールって?
トリビア(なつかしい~)に思わず「へぇ~」を10回ほど押したくなってしまいました。
引用元:
Rommie 「日本にはこんなにたくさんのデザインバーコードがあった」2014/01/18 14:00
http://www.roomie.jp/2014/01/133793/
要するに,読み取り機器でバーコードを読み取る部分が,一直線上に正しい配列になってさえいれば,その上下左右についてはどのようなデザインでもかまわないんですね。
実におもしろいのですが,残念ながら自分自身で商品を開発する機会がないので,
このブログを読んでくれたお客さんから,こういうのをやってみたいんだけど・・・
と相談されるのを待つことにします。
待つだけでは仕事はこないので,ちょっぴりアイデアを紹介します!!
名付けて,「バーコード~ん」

某国民的アニメキャラのヒゲの部分をバーコードにしてみました。
ちなみに,私のこのアニメへの思い入れは半端ないです。
クリック→ 「波平、親切騒動~印刷人的視点からの「サザエさん」考」
弊社は「医学書」をはじめとする硬派(?)な書籍を多く手掛けているので,
なかなか実現化することはないでしょうか・・・
では,ここからは,書籍のバーコードについてのご紹介をいたします。
書籍のバーコードの特徴としては,ISBNの規格の場合,13桁で構成されています。
ISBN 978-4-AAA-BBBBB-C
CDDDD Y5000E
といった数字がバーコードの左右に表示されていますし(ハイフンの区切りは出版社によって異なります),
日本の書籍の場合には,「日本図書コード」が上下2段で表示されています。
「9784AAABBBBBC」といった数字が上段のバーコードの下に並び,
「192DDDD05000E」といった数字が下段のバーコードの下に並びます。
これは何を表すかというと,
上段
978 もしくは 979 は接頭記号で,どの書籍にも共通です。
その次の「4」は地域・言語を表す番号で,日本を表します (ちなみに,英語は1,フランス語は2)。
Aは出版社記号(桁数は出版社によって異なる),
Bは書籍記号で,A+Bの合計で9桁になります。
Cはチェックディジットといって,「モジュラス10 ウェイト3・1」という計算方法で算出されます。作成ソフトを使用すれば自動的に計算してくれるので,ここでは割愛します。
下段
192 書籍JANコードの2段目を表す。
Dは図書分類で,医学書籍であれば3047,漫画の単行本であれば9979といった数値が入ります。
05000 は価格です。10,000円なら「10000」,500円なら「00500」ということです。
Eはチェックディジット。
なんとな~くわかっていただけたでしょうか??
ちなみに,バーコードに使える色ですが,
コード自体と背景の両方の色を考慮する必要があります。
まず,大前提として絶対にやめたほうがいいのはアミを使うこと。
細く読み間違えたりしてしまったら大変なことになってしまいます。
コードの色ですが,黒はもちろん,青・緑・紺などの赤い色を吸収しやすい色は問題ないのですが,
背景を白ではなく,黒や同系色にしてしまうとコードが読みとれなくなってしまうので注意!!
赤系の茶や紫でも,読みとれないことはないですが,極力リスクはさけるべきでしょうね。
背景ですが,こちらは赤・黄・オレンジなど,要は赤色のLEDやレーザー光で,
コードとの差がつく色(光を反射する色)であれば問題ありません。
わかりやすい例でいうと,よく問題集などで使用する「赤いセル」をあててみてください。 ※緑はNGです
問題集の場合はセルをあてて答が読めちゃいけないんですが,
バーコードの場合は,読みとれないってことは販売する上で支障があり,
商品としては大問題なんです。
いつも目にするバーコードですが,ぜひ本をみる際に確認してみてください。
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