雪を印刷で表現するにはどうする? ー2週連続の大雪で大混乱
こーゆーときには早々に帰宅するのが望ましいのですが,仕事の進行の都合上そうもいかず,
私を含め,社内でも遅くまで残業している人がいました。
金曜日の夕方にお客様のところに訪問した頃には,雪が強くなってきており,
自動車でのノーマルタイヤでの移動はそろそろやばいかな,という感じでしたが,
11時過ぎに会社を出たときには・・・ (iPadで撮影)

完全な雪景色!!
大江戸線は動いていましたが,
都営浅草線,終了していました。
雪はさらに激しくなり,
ココは本当に東京なの?
という状況。
翌日は,娘の学校行事に参加しなくてはならないため,
どうしても帰らなくてはならず,タクシーを使いました・・・(; ;)
なのに,結局,臨時休校になりました。 ((((;゜Д゜)))))))
そんなボヤキはおいといて,
CMYKの4色のカラーのオフセット印刷では,再現することが難しい色というのがあります。
よく知られているのは,金・銀などの輝きのある色や蛍光色などの光を表現させる色ですが,
実は「白」も再現が難しい色といえます。
というのは,カラー印刷では,C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),K(ブラック)の網点を重ねることで,さまざまな色を表現するのですが,CMYの3色を重ねれば重ねるほど黒に近くなります。
つまり,白を表現するには,すべての色をゼロに近づけることになり,盛らないほうがよいということなんです。
しかも,その白は用紙の色であるため,もっと青系の白がよいとか,黄色系の白がよいという場合には,
用紙そのものを変えないと難しいのです。
永和印刷では,医療系の書籍を多く手がけておりますが,
病理写真などで背景の白い部分をもっと白くしてという要望を出されることがまれにあります。
透明感を出したいという意図もあるのでしょうが,指摘箇所をゼロ値にする以上の白は表現することはできず,用紙についても制約があるためにどうにもできないケースというのがあります。
雪や雲を表現する際には,陰影や周囲とのコントラストで表現することになりますが,
明るくすればするほど調子はなくなってしまいますし,白の色味については用紙次第という部分が大きく,再現するには限界があります。
黒であれば,K(ブラック)100%に,C・M・Yを重ねていくことで,より深い黒(リッチブラック)が表現できるのですが・・・
ちなみに,特色としての「白」はありますし,市販のプリンターでも白インクを搭載しているものがヨーロッパにはあるそうです。
逆に,パソコンモニターなどの場合はどうかというと,
こちらは光の三原色である R G Bで構成されており,
重ねれば重ねるほど,白く明るくなっていくのです。
モニターの設定にもよりますが,画面で見たイメージよりも,写真にしたときに暗く感じるのはそのためです。
長くなっちゃいましたが,
ちょっぴりためになり,ちょっぴり笑えるブログを目指しているので,その後日談を・・・

翌日は2週連続でマンションのエントランス・駐車場の雪かきに励みました。
先週はヘトヘトになりながらも,子どもたちのために屋上を開放し,
かまくら作りに協力したりしました(写真 4人入っています)が,
今週は雪の後に雨が降ったために雪がべちょべちょなのと,
新鮮味がなくなり子どもたちのテンションも低くなっていることと,
おじさんたちの体力の問題もあり,雪かき隊が作業が終了次第解散しました。
なかなか隣近所の人が協力しあう機会というのは少ないので,たまにであればいいのですが,
来週はもう勘弁してもらいたいなぁ。
前述のとおり,学校は休校になったものの,私には
「合唱に参加する娘を会場である江戸川文化センターまで送り届けよ」という指令がボス(嫁)から発令されました。
「雪のため,危ないので自家用車は使わず,タクシーを使え」とのことです。しかし,
「送り届けた帰り(私ひとり)はタクシーは使うな」
とのことです。
ボスの命令は絶対です!!!
もちろんケチを自認する私が昼間から1人でタクシーを使うわけもないのですが,
ちょっぴり「ムッ」としました。
でも,家庭円満のためにはそこはぐっと我慢!!
(雪かきの際に,嫁さんのバイクに雪をかけている悪友の気持ちがちょっぴりわかりました)
自動車では20分程度の道を,総武線の1区間の利用と,60分の徒歩で任務を完了しました。
何事も無駄な経験ということはなく,無駄かどうかはその経験を生かすことができるかどうか,
本人次第なのではないでしょうか。 ・・・自分への言い聞かせっぽい?
ミスター長嶋さんは「失敗は成功のマザー」と語っていますし,
イチローも「4000本のヒットの裏には,その倍の失敗(凡退・打ちそこない)がある」と語っていました。
大事なのは失敗しても繰り返さないで,対策をとること(失敗はそもそもしないほうがよいですが)と,
自分の能力・才能について,線引きをせずに積極的に取り組むことでしょう。
雪かきで腰を落として作業をしていたら,
昔,家業の材木屋で仕分けをやっていたムーブが20年たって身体にしみついていることを実感しました。
学生時代は運動部に入っていなかったのですが,身体が丈夫なのもそのおかげでしょう。
今も病気知らずで,どんなに働いても,ビールを飲めばHPが回復します。
今回,平井から八広まで,数十分歩いた経験も,今度酔っ払って,
地下鉄がなくなり,JRで帰った際にきっといかされることでしょう。
そう心に誓い,今週も頑張ります。
印刷のご相談は,永和印刷へ!!
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